ソウル江南(カンナム)警察署は18日、江南にある高級ホテルの代表取締役(56)を、売春の場所を提供した「性売買あっせん等の処罰に関する法律違反」の疑いで、また風俗店社長の35歳の男など19人を書類送検したと明らかにした。複数の韓国メディアが報じた。  韓国メディアは、「江南の高級ホテルで売春、19人書類送検」「ワンフロアを売春場所として提供、江南の高級ホテル」などと題し、ソウル江南の高級ホテルが客室などを売春場所として提供し、警察に摘発されたと伝えた。

 摘発を受けたホテルは4つ星の高級ホテルで、12階と13階にある高級バーで2年前から女性従業員60人を置いて売春をあっせんしていた。また、10階にある19室の客室がすべて高級バーに提供されていた。ホテル側は「売春に使用されていることを知らなかった」と説明しているという。

 警察は「風俗店の従業員がホテルのフロントで10階の部屋の鍵を受け取り、ゲストを部屋に直接案内していた。ホテルが売春の事実を知りながらも、ほう助したことをいくつかの証拠で確認した」と表明した。

 一方、文化体育観光部は7月、昨年末基準で首都圏のホテルの部屋が8000室以上足りないと発表した。観光客のための部屋が不足している原因は、これら一部のホテルが、かなりの部屋を売春場所として提供しているためではないかと指摘した。(編集担当:李信恵・山口幸治)