無題
 Ichiro's historic night

月曜日に今シーズン2度めの休養を取ったイチロー・スズキの打撃が好調だ。そしてエリック・ウエッジ監督は、それが偶然の一致ではないと考えている。

ウエッジは今シーズン、2日の休みをイチローに与えている。そして続く5試合で22打数11安打を放ち、打率を.255から.273に上げた彼が、もっと何かをしてくれるだろうと、ウエッジは指摘した。イチローは日曜日に2-0で負けたパドレス戦で3打数1安打1四球で打撃が好調だった遠征を締めくくり、連続安打を5試合と伸ばした。

「彼には、これからも休日を与えるつもりだ」ウエッジは日曜日の朝に言った。「私は、それが彼のためになると思う。悪いことではない。うちの選手の全員について、一番得点できる状態にすることができるのなら何でもする。もしそれが、イチに時々休みを与えることを意味するのなら、私たちはそうするだろう」

ウエッジは、何日と決めているわけではない。しかし物事がどの様に進んで行くのかを、より考えていくだろうとウエッジは言った。彼は確かに、そのベテランの今週のパフォーマンスの上昇を喜んでいる。

「以前にも話したけど、それは何かを意味していると思う」ウエッジは、休養後のイチローの活躍について言った。「彼は素晴らしい選手で、素晴らしい選手っていうのは、毎日プレーすることに多少のこだわりを持っているものなんだ。だけど最終的に、短い期間だけど、私はそれが証明されていると思う。半年間で彼に3日間の休みを与えたけど、その後に彼は調子を戻している。だから私は、必ずしもそれが悪いとは思わない」

ウエッジは、彼のライト選手が最近見せているものを気に入っている。

「私の思っている限りでは、イチローの調子は戻ってきている」ウエッジは言った。「早いカウントでより積極的になって、ただ打つのではなく、彼が強く打てると思った球に対して積極的だ。ツーストライクからの彼はタフで、それが彼のやり方だ」

「だけど早いカウントでも、追い込まれていても、彼にはもっと積極的にたくさん打ってもらいたい。私たちはもっと多くのそれをこれまで見てきたし、彼はそれで成功したんだ。おそらく私たちが見ているものは、彼が戻ってきている姿で、それは私たちを大きく引っ張ってくれるだろう」

ふくらはぎの痛みでシーガーはお休み

土曜日夜のサンディエゴ戦でふくらはぎに自打球を当てたカイル・シーガーは、日曜日に休みを取った。そしてエリック・ウエッジ監督は、6月12日以来初めて先発メンバーにショーン・フィギンスを入れた。

ウエッジとトレーナーは、シーガーが7回の打席で時折足を引きずるのを見ていたが、彼は試合の出場を続けて、9回にもう一度打席に立ったが、その日は5打数無安打で終わった。彼は日曜日になっても痛みが残っていて、ラインアップからは外れたが、ウエッジによれば、代打で出場する可能性はある

シーガーは今年、三塁手で素晴らしい活躍をしているが、金曜日のパドレスとのシリーズ開幕戦では、らしくないエラーをした。そして週末は9打数無安打で、彼の打率は.259に下がった。

しかしウエッジは、シーガーがよく振れているのを喜んでいて、それが彼をベンチに下げる理由にはならないと言った。

フランクリン・グッティエレスもまた、日曜日に休みを与えられた。ナイトゲームに続くディゲームで、ウエッジは故障者リストから戻ってきたばかりのセンター選手を引き続き注意深く使っている。ヘスス・モンテーロも休みで、ジョン・ジェイソが、キャッチャーについた。

「インターリーグが続いている間、私たちはできるだけ、みんなの体調をキープできるようにしてきた」ウエッジは言った。「明日からは、DHが使えるね」

走塁も積極的なソーンダース

今シーズンが始まるまでにメジャーリーグで204試合に出場したマイケル・ソーンダースは、その間16盗塁だった。今年の彼は、70試合で12個の盗塁を奪っている。何が起こったのだろうか?

一つ目に、ソーンダースはより頻繁に出塁するようになった。日曜日のパドレスとのシリーズ最終戦を前に、彼の打率は.267で出塁率は.332 、キャリア打率の.196とキャリア出塁率の.263から大きく上昇している。

しかしその6フィート4インチ、215ポンドの彼はまた、今シーズンの試合の全てのことでより積極的になっている。盗塁についても例外ではなく、土曜日に5-1で勝利した試合でも2回も盗塁を決めた。

「僕はいつでも、次の塁を狙っている」ソーンダースは言った。彼は今シーズン15回盗塁を試みて、12回成功している。「チームとしても僕たちは、盗塁についてとても積極的だと思う。(走塁コーチの)マイク・ブルムリーは、僕を凄く助けてくれている。彼は盗塁について多くのことを僕に教えてくれた。どうすれば、もっとその技術が上がるのか。特にこのレベルの素晴らしい投手たちは警戒が厳しいし、キャッチャーは95%の確率で良い送球をしてくるからね」

「僕たちは、その日の先発投手とブルペンをやっつけるために、スカウティングレポートとビデオを活用する。走塁で少しでも僕たちが有利になるために」

マリナーズは土曜日に5回盗塁を試みて4回成功した。それは今シーズン最多で、ソーンダースがそれを引っ張った。

「今年の彼は、全体的に凄く積極的だと思う」エリック・ウエッジ監督は言った。「彼の考え方が変わった。彼はもっとできるという心構えでいる。彼は毎日、課題をもってやっていて、それが彼にとても良い影響を与えているんだ」

短信

・フェリックス・ヘルナンデスは土曜日のサンディエゴ戦で勝利した。それはシアトルの先発投手の10連敗を止めた。6月4日にエンジェルス戦でジェイソン・バルガスが勝利して以来の15試合で、マリナーズの先発陣は0勝10敗で防御率7.39だった。

一方でその間のシアトルのブルペンは、5勝0敗で防御率2.61、4回のセーブ機会で4セーブしていた。

・土曜日に二塁打を打ったフェリックス・ヘルナンデスは、マリナーズの歴史で2本以上の長打を打った唯一の投手になった。ヘルナンデスが2点タイムリー二塁打を打つ4年前には、メッツのヨハン・サンタナからグランドスラムを打っていた。

シアトルの投手で長打を打ったことがあるのは、ポール・アボット、ダグ・フィスター、フレディ・ガルシア、ジョン・ハラマ、そしてジョエル・ピネイロだ。 

・昨年のドラフトで1巡目指名のダニー・ホルツェンは土曜日夜に3Aタコマデビューを飾ったが、苦戦した。打者有利のコロラドスプリングスで行われた試合で、彼は3イニングで被安打5、5失点、試合は8-4で負けた。ホルツェンは81球で降板するまでに、3つの三振を奪った。

参考記事:With more time off, Ichiro goes on tear By Greg Johns / MLB.com | 06/24/12 9:18 PM ET
http://seattle.mariners.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20120624&content_id=33851766&notebook_id=33853074&vkey=notebook_sea&c_id=sea