ストーク・シティに所属する将来を期待された18歳のMFアンドリュー・ホールが、9日に起きた15歳の少女の刺殺事件に関係しているとして逮捕された。

英紙『サン』によると、複数の証言者が警察に対し、パーティーが行われていた家から、一人の青年が血まみれで逃げたと話したそうだ。また、『デイリー・メール』は、警察が到着する直前、ほぼ切断されかけた指から大量に血を流して逃げる人物と出くわしていたようだと報じている。

その日のうちにホールへの令状が出されたが、ホールは指の負傷の治療で病院におり、10日は取り調べがなかったようだ。なお、パーティーは両親が不在だったことから、一人の友人が計画したようだが、その友人は事件があったときに近くのパブにいたと見られ、パーティー会場となった家にはいなかったと見られている。

いずれにしても、検死の結果を待つ一方で、10日には少女の親族や友人たちが家を訪れ、花やろうそく、メッセージをささげた。中でも父親は、「言葉で言えないほどにお前のことが恋しい。お前のことはずっと私の頭にあり、心にある。好きだよ。パパ」と心打たれるメッセージを残している。

メディアの取材による証言によれば、少女と選手は共通の友人を通じて知り合ったとのことで、10か月前から付き合っていたようだ。ストークの広報は『サン』で、「現時点でクラブは一切コメントを発表しない。我々に言えるのは、悲劇的なときにあるご遺族のことだけを考えているということだけだ」と話している。