またもミランはパリ・サンジェルマン(PSG)に「ノー」を突きつけた。ミランは抵抗し、アドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は壁を高く上げている。FWズラタン・イブラヒモビッチへの獲得オファーに続き、DFチアゴ・シウバに対するオファーも、PSGへと戻されたのだ。

PSGのレオナルドSD(スポーツディレクター)は、バルセロナのオファーに並ぶ金額をチアゴ・シウバに用意した。4000万ユーロ(約40億円)だ。だが、ミラン側は譲らなかった。レオナルドSDの存在でも、十分ではなかったのだ。ガッリアーニ代表取締役は今回、レオナルドSDに対する愛情を引き出しにしまい込み、誘いをはねのけた。チアゴ・シウバは売却不可能――ミランの方針は明確だ。

ディフェンス強化に向け、ミランはDFフランチェスコ・アチェルビの獲得を目指している。だが、まずはジェノアとキエーヴォが共同保有について解決しなければいけない。また、ミランはペスカーラと共同保有する1990年生まれのDFシモーネ・ロマニョーリも注目だ。

ロマニョーリはこの2年間、まずはフォッジァ、続いてペスカーラで、ズネデク・ゼーマン監督の下でプレーしてきた。ガッリアーニ代表取締役とマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、同選手をミランに戻してトップチーム入りさせることを考えている。

また、MFジェンナーロ・ガットゥーゾの代理人であるアンドレア・ダミーコ氏が、スコットランドへ向かおうとしている。正式にグラスゴー・レンジャースとの対話を始めるようだ。