FWズラタン・イブラヒモビッチに3600万ユーロ(約36億円)とボーナスというパリ・サンジェルマン(PSG)のオファーは、ミランを揺らがせている。そして、ズラタンも考えている。彼には年俸900万ユーロ(約9億円)を基本とした3年契約が準備されているのだ。

4日、フランスから地中海へと広がったニュースに、ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は「『フランス・プレス』は普段、信頼できることを言う。それに私は、レオナルドが大好きだ。だから、少しだけ抵抗ができないかもね」とおかしなリアクションを示した。

その後、ガッリアーニ代表取締役は「イブラについて、書面のオファーは受け取っていない。レオと話した。すべてでたらめだ」と“軌道修正”している。だが、同代表取締役は9日に再びパリ入りするのだ。公式には全仏オープン決勝観戦のためだが、実際は分からない。

イブラの代理人であるミーノ・ライオラ氏は、「私は何も知らない」と言う。これは事実だ。だが、1月に同代理人はアヤックス時代からのイブラの“双子”、DFマックスウェルをPSGへ移籍させている。

それでも、ガッリアーニ代表取締役は5日、ミラノのマルペンサ空港に到着すると、イブラヒモビッチのPSG移籍やDFチアゴ・シウバのバルセロナ移籍について、「イブラとチアゴ・シウバは99.9%ミランに残る」と強調している。