5日に行なわれたシリア戦に敗れ、ロンドン五輪出場に黄色信号がともったU-23日本代表。ストレートで予選突破を決めるためには残り2試合で2連勝、しかも大量点を奪いグループ首位のシリアを得失点差で上回るか、シリアが勝ち点を落とすことを期待するしかない。他力本願の側面が強い、厳しい状況といえる。

 そんな状況に追い込まれた一つの原因は、シリア戦でGK権田修一が犯したミスにあった。2失点目は味方の寄せの甘さが招いた側面があったが、1失点目に関してはコースが変わったとはいえ処理しなくてはいけないボール。最低でも外に弾けたシーンであり、責められても致し方ない失点といえた。

 その権田を、試合直後にテレビのクルーが代表して質問。権田は搾り出すように「ホント申し訳ない。やってはいけないミス」と答えるのがやっと。ネット上では、この質問に対して賛否両論、「欧州リーグであれやったら解雇レベル」「戦犯は権田」「解説がラモスなら放送事故になってるよ」といった手厳しい内容から「さらし者かよ」「キーパーやったことないやつが権田の悪口言う資格はない」「権田よりうまいGKいないんだから仕方ない」と擁護する声まで様々な感想が乱れ飛んでいる。


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