バイエルン、宇佐美の完全移籍での獲得に難色「難しい問題」

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 バイエルンのチェアマンを務めるウリ・ヘーネス氏は、G大阪からレンタルで加入中のFW宇佐美貴史の完全移籍での獲得に難色を示した。ドイツ紙『ビルト』が報じている。

 宇佐美は昨夏にバイエルンへレンタル移籍。シーズン序盤にトップチームでの出場機会を得たが、以降はリザーブリーグを中心にプレーしている。契約には完全移籍のオプションも付いており、1月までにG大阪へ回答をしなければならないというが、バイエルンは権利を使用するか否か、決めかねている。

 ヘーネス氏は、「宇佐美と1年のレンタル移籍で契約し、我々は彼を完全移籍で獲得するチャンスを得ている。しかし、1月の終わりまでに彼を買うか否か、決める必要があるんだ。これはとても難しい問題だよ。移籍金は、決して小さなものではないからね」とコメント。完全移籍での獲得に興味を示しながらも、移籍金の問題も含めて獲得という決断を下すまでには至っていないと明かした。

 報道によれば、G大阪が求めている移籍金は275万ユーロ(約2億7000万円)。宇佐美が完全移籍を勝ち取るためには、プレー面でのアピールはもちろんのこと、移籍金の問題もクリアする必要があるようだ。

[写真]=Bongarts/Getty Images

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