14日、浦和レッズは前広島監督ミハイロ・ペトロヴィッチ氏と2012シーズンの監督として基本合意したことを発表した。

ペトロヴィッチ氏は1957年10月18日生まれの54歳。2006年途中から広島で指揮を執り、柏木陽介(現浦和)、槙野智章(現ケルン/ドイツ)、青山敏弘ら若手を次々と抜擢。攻撃サッカーの伝統を植えつけ、J1復帰後の2010年にはACL出場、ナビスコカップ準優勝などの成果を残した。

浦和は10月20日にゼリコ・ペトロヴィッチ前監督を解任、堀孝史監督で残留争いをどうにか乗り越えた。シーズン終了後は後任探しに奔走するも、岡田武史前日本代表監督、G大阪を退任する西野朗監督などとの交渉では次々とソデにされ、外国人監督に方針を切り替えたばかり。この電撃的な就任発表は、多くのサッカーファンに驚きを与えた。

なお、ネット上での浦和レッズサポの反応はさまざま。「火中の栗を拾ってくれたことに感謝」「再びビッグクラブに戻る日がやってきた」「一人余計なペトロを挟んだ」「今の選手の顔ぶれと合いそう」という好意的なものから、「レッズスタイルとやらはどうなったのかな?」「広島時代の3-6-1のシステムには不安あり」「ペトロヴィッチからペトロヴィッチへ」という微妙な反応もあった。