7日のチャンピオンズリーグ(CL)でグループリーグ敗退が決定したマンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティ。まったく簡単ではないグループだったため、マンCの敗退はあり得ることだったが、マンUが姿を消したのは真のサプライズだった。

『デイリー・メール』はページに大きく「WIPEOUT!(消された!)」と報じ、「木曜のサッカーの屈辱」について伝えている。ヨーロッパリーグ(EL)が木曜開催だからだ。一方、『タイムズ』は、「困惑の転落」と報道。DFパトリス・エブラがELを戦うことについて「困惑」と話したことを紹介した。

『テレグラフ』はさらに厳しく、マンUのFWウェイン・ルーニーとマンCのFWセルヒオ・アグエロの写真を並べて、「強大な力が崩れた」と伝え、「屈辱的で恥ずかしい」夜について報じた。『デイリー・スター』は「ユナイテッド守備陣のひどいパフォーマンス」を批判している。

これからは分析と裁判のときだ。『テレグラフ』は「マンチェスター・ユナイテッドが欧州の大きなテストに失敗した5つの理由」を紹介。そこには夏の補強の失敗(引退したポール・スコールズ氏の代わりにサミル・ナスリやヴェスレイ・スナイデルを獲得しなかったこと)や、「影響力がなく、まったく決定的でなかった」ルーニーのことが含まれている。

『サン』は、7日のバーゼル戦では実質的にすべてがうまくいかなかったとし、アレックス・ファーガソン監督の立場が危うくなることはないものの、何かしらを変えなければいけないと主張した。

マンCのロベルト・マンチーニ監督も、CLで前進し、今季よりもうまくやりたければ、来年は何かを変えなければいけないだろう。同監督は「チームとして改善しなければいけない」とコメントしている。だが『サン』は、マンチーニ監督こそがマンCの本当の力であり、マンCがまだELを含めてほかの目標を争っていることを強調している。