ロンドン五輪予選の最終戦となった、11日の中国戦で途中出場を果たすも、右膝前十字じん帯損傷で全治6カ月というケガを負った、なでしこジャパン・丸山桂里奈。17日放送、日本テレビ「Going! Sports&News」は、試合から一週間後の丸山を直撃した。

「まあ、焦ってないかと言われれば、嘘になるかもしれないですけど、ケガして落ち込んでても、前に進めないし、どっかで自分の気持ちを切り替えて前向きにやらないといけない」と語る丸山は、「オリンピックまで、自分が復帰してから期間があるので、そういうところで今まで以上のプレーを見せれば」と、代表メンバー入りに望みを繋ぐ。

だが、代表の要=澤穂希も、2004年のアテネ五輪アジア最終予選で、右膝の半月板損傷というケガをしながら強行出場を果たしている。

まさに、澤の存在が心の支えだという丸山。「あの時、澤さんと同じ部屋で、膝のケガに対することを凄い聞いてましたし。私にとって、澤さんの存在って大きいし、澤さんが言ってくれる一言が頑張れるかなと思いますね。(中国戦で)ケガした時も凄い早く来てくれたりとか、病院から帰ってきてからも、ずっと部屋にいてくれて。でも、“カリのプレースタイルだったら大丈夫じゃない”みたいな。そんな感じでした。軽いですよね」という澤とのエピソードを明かすと、「ロンドンに向かう自分の気持ちっていうのが、本当に凄い強いものがあって、それは誰にも負けないっていうふうに思ってやってきたので、ロンドン五輪のメンバーに選ばれるように、自分が今できることを一生懸命頑張ってやりたい」と前を向いた。