カンヌ国際映画祭のブラピ (C)Kazuko Wakayama
 5月11日より開催中のカンヌ国際映画祭。6日目となる5月16日、メイン会場のシアター・リュミエールにてコンペティション部門正式出品作品『ツリー・オブ・ライフ』のレッド・カーペット・セレモニーが行われ、主演兼プロデューサーを務めるブラッド・ピットと、成長したその息子を演じた共演のショーン・ペン、そしてブラッド・ピットの妻を演じたジェシカ・チャステインが登場した。

 『ツリー・オブ・ライフ』はブラッド・ピット&ショーン・ペンというハリウッドを代表する2大スターが共演する話題作。成功した実業家であるジャックが人生の岐路に立ち、遠い少年時代を回想する。力こそが全てだと信じる厳格な父と、純粋すぎるほどの愛に満ちた母との狭間で葛藤し、父への反感を募らせていた無垢な日々。そんな思いを巡らす中で、生命の連鎖を見いだす――という物語である。

 イベントは、今年のカンヌ国際映画祭最大のビッグスターの登場ということで、詰めかけた沿道の観客は大きな盛り上がりを見せた。ブラッド・ピットとショーン・ペンは、久しぶりの再会を祝いレッド・カーペット上でガッシリと抱き合い挨拶。ジェシカの手をとり、三人で観客の声援に応えた。

 ブラッド・ピットとショーン・ペンは、本作を監督したテレンス・マリックについて「素晴らしい」と絶賛。米ヴァラエティ誌も、「最も待ち望まれていた監督の、最もシンプルかつ挑戦的な作品」と監督、作に評価している。

 カンヌを熱くしている、全世界注目の映画『ツリー・オブ・ライフ』、日本では、8月12日(金)全国ロードショーとなる。

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