iPhone 4の故障率がiPhone 3GSを大幅に上回る、特にディスプレイが割れやすいことが明らかに
6月24日に日本を含む5ヵ国で発売され、ようやく当日に購入できる店も増えてきた感のあるAppleの「iPhone 4」ですが、本体の故障率が前モデルとなる「iPhone 3GS」を大きく上回るという調査結果が報告されました。
特にディスプレイが割れやすいということですが、昨年iPhoneのディスプレイが割れ、破片が目に突き刺さったという事例も発生しているため、取り扱いには注意が必要かもしれません。
詳細は以下から。
iphone4-glass-study | SquareTrade Warranties
携帯電話向けに保証サービスを行っている「SquareTrade Warranties」の公式ページによると、iPhone 4の発売から約4ヶ月が経過した時点での故障率が、前モデルのiPhone 3GSを大きく上回る結果となったそうです。
故障率を比較したグラフ。基本的に発売開始してから時間が経過するにつれて故障率は上昇していきますが、発売4ヶ月時点でのiPhone 4の故障率は、発売7ヶ月半時点でのiPhone 3GSとほぼ同じという結果に。
また、故障個所をディスプレイだけに限定した場合、iPhone 4の故障率はiPhone 3GSよりも82%高い結果となり、iPhone 4はiPhone 3GSよりもディスプレイが割れやすいということが浮き彫りとなったそうです。
故障率の推移から今後を予測したグラフ。「SquareTrade Warranties」は約15.5%のiPhone 4ユーザーが、購入から1年以内に何らかのトラブルに遭遇するであろうと推測しています。
発売4ヶ月時点でのiPhone 4とiPhone 3GSの故障率に、ディスプレイが割れるなど事故ではない、自然故障の割合をプラスしたグラフ。自然故障の割合自体はあまり高くないため、ハードウェアの強度に問題があることが見てとれます。
本体強度の問題というと、使用し始めて数日で「本体にヒビが入った」という報告が各地で寄せられたiPhone 3Gのホワイトモデルの件を思い出してしまいますが、製造が難航しているiPhone 4のホワイトモデルはこのような問題をクリアできるのでしょうか……?
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