TSUTAYAが古本チェーン「ecobooks(エコブックス)」を展開、BOOKOFFなどと激突へ
大手レンタルチェーン「TSUTAYA」を経営するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)が新たに新古書チェーン店「ecobooks(エコブックス)」を展開することが明らかになりました。
すでに「BOOKOFF」や「古本市場」などの新古書チェーン店が全国各地に展開されているため、一見不利であるかのように思われますが、どうやら他社にはない大きな強みがあるようです。
CCC TSUTAYAの中古本事業を開始 中古本買取・販売「ecobooks」1号店を横浜・みなとみらいにオープン - カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
このプレスリリースによると、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、中古本買取・販売を行う「ecobooks(エコブックス)」の1号店を9月24日(金)から神奈川県横浜市のTSUTAYA横浜みなとみらい店内にオープンし、2010年度中に10店舗、今後5年以内に200店舗を展開する予定だそうです。
今回展開される「ecobooks」は、従来TSUTAYAが展開してきた新刊書籍販売、コミックレンタルに加えて「中古で本を売買できる」手段を1つの店内で提供するというもの。店頭在庫は新品・中古・コミックレンタルを一貫して検索できるため、新品で店頭にない商品やコミックレンタルにない商品を、中古で見つけることが可能となります。
また、TSUTAYAが全国で展開する新刊書籍販売やコミックレンタルで培ったノウハウを活用した独自の「POS買取査定システム」により、人気の高い作品などに高価な買取金額をつけ、本を売りに来たユーザーに納得度の高い買い取りを提供することで、人気の作品をより多く店頭に揃えることを実現。
「TSUTAYAで本を買ってTSUTAYAで売る」というサイクルが完成する点は新刊をほとんど取り扱っていないBOOKOFFや古本市場と比べて大きな強みであると思われますが、TSUTAYA同様にレンタルコミックなどを手がける大手チェーン店「GEO(ゲオ)」の動向が気になります。
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