サッカーのワールドカップ（W杯）南アフリカ大会1次リーグB組第2戦、ギリシャ戦で快勝した韓国は17日夜、強豪アルゼンチンと対戦する。アルゼンチンはナイジェリア戦で1点しか奪えなかったものの、手堅く初戦を白星でスタート。数時間後に控える第2戦を前に、両国メディアの報道も過激さを増している。

　ギリシャ戦で活躍したキャプテン朴智星（パク・チソン）は、アルゼンチン戦に強い自信を見せている。韓国のメディア各社は「パク・チソン『アルゼンチンに敗北のショックを与える』」「パク・チソン『衝撃的な結果が出る』」と報じ、韓国勝利に願いを込める。

　一方、アルゼンチンのメディアも、韓国以上に過激な報道を展開している。韓国メディアによると、アルゼンチンの代表的なスポーツ新聞「Ole」は、16日付紙面のトップに「反則の韓国（Corea　del　foul）」と過激な見出しを堂々と掲載。

　記事には「反則でアルゼンチンの攻撃を防ぐ」「韓国のパク・ジュヨン選手が『メッシには知能的反則が必要』と語った」などいった内容が書かれているという。さらに韓国で問題視されているのは、トップに掲載された写真。「反則の韓国」という大きな見出しの下には、なんと韓国代表ではなく、赤いユニフォームを着た北朝鮮代表の写真が飾られていた。

　このアルゼンチンの報道に、韓国メディアは「悪意のあるデタラメ報道」だと指摘。過激な報道内容や、写真を間違えていることなどから、韓国チームに対する無知が露呈（ろてい）したと伝えている。（編集担当：新川悠）



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