南アフリカ・ワールドカップ(W杯)を前に、フランス代表の選手たちは移籍の可能性が浮上している。2人の「ディアラ」もマーケットに出されているようだ。

レアル・マドリー就任が濃厚とされるジョゼ・モウリーニョ監督は、2013年までの契約を結んでいるMFラッサナ・ディアラが必要だとは考えていないと言われる。同選手はイングランドに復帰するかもしれない(マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティ、トッテナム、チェルシー、リヴァプールなどが候補とされている)。

もう一人の「ディアラ」、ボルドーMFアルー・ディアラも、ローラン・ブラン監督の退任を受けてチームを変える可能性がある。マルセイユのディディエ・デシャン監督が獲得を望んでいるようだが、セビージャやイングランドのチームも関心を寄せていると見られている。A・ディアラの獲得には800万ユーロ(約9億円)が必要なようだ。

同じボルドーのMFヨアン・グルキュフも、売りに出されている。ボルドーは再建のために資金を必要としており、同選手をマンチェスター・シティへ売却すれば、2600万ユーロ(約28億7000万円)を手に入れられる可能性があるのだ。大きく価値を高めたグルキュフを獲得できる資金力を持つのは、マンCしかないだろう。

そのほか、リヨンMFシドニー・ゴブは国外の複数クラブ(ビジャレアル、アトレティコ・マドリー、マジョルカ、ニューカッスル、エヴァートン)やフランスのPSGへの移籍が報じられ、バルセロナでベンチ生活が続くFWティエリ・アンリは、関心を寄せるウェスト・ハムに移籍してプレミアリーグに復帰しなければ、アメリカ・MLSでキャリアを終えるかもしれない。