19日にマンチェスター・シティの指揮官へ就任することが決まったロベルト・マンチーニ前インテル監督。アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、プレミアリーグにマンチーニ監督が来ることを歓迎している。

「彼はイタリアで素晴らしい仕事をしてきた指揮官だ。彼の手にはF1のマシンがある。どれだけのスピードを出せるか、見てみよう」

また、マンCのアル・ムバラク会長はマンチーニ監督就任について、次のように語った。

「マンチーニは素晴らしい経験を持つ指揮官で、何度とないトロフィー獲得やリーグ制覇がそれを示している。経験と成功がすべてを物語っているよ。確実なのは、ロベルトがシティのポテンシャルを信じており、チームができるだけ高く、重要なレベルに到達できるよう、全力を尽くしてくれるということだ。私は、素晴らしいサポーターたちが一致団結し、ロベルトのクラブ入団を歓迎してくれることを願っている」

一方、同会長はマーク・ヒューズ前監督の解任について、「プレミアリーグのここ11試合で2勝という結果が、我々が設定した目標に即したものでないことは明らかだ。オーナーと幹部は、状況が変わるだろうという確証がないと考えた」とコメントしている。

マンCは多額の資金を投じたが、勝利には役立たなかった。FWカルロス・テベスは最後までヒューズ監督を守ったが、クラブは解任の適切なタイミングを待ち、決断を下したのだ。なお、マンCは19日のプレミアリーグ第18節で、サンダーランドに4−3と勝利している。これで勝ち点29の6位につけているが、首位チェルシーには勝ち点差11ポイントと広げられている。