インテルのジョゼ・モウリーニョ監督はカターニア戦を控えた23日、FWマリオ・バロテッリに苦言を呈し(「ジェノア戦では素晴らしい試合をしたが、その後の一週間は練習が最悪だった」)、これが若手選手の世代全体の問題ではないかとしている。

ミランのレオナルド監督(「一定の価値を信じさせるのが難しい。ただ、若手たちはアドリアーノではなく、カカーをまねるべきだということを理解しつつあるけどね」)、ユヴェントスのチーロ・フェッラーラ監督(「若者たちの足を地につけ続けさせるのは難しい。彼らはあまりにプレッシャーを受けている。家族からもね」)も、モウリーニョ監督の意見に賛成のようだ。

一方、イタリアU−21代表の指揮官を務めるピエルルイジ・カジラギ監督は、若手選手たちについて、「今の若者には気を逸らされるようなことが多い。会話が必要だ。私が妥協しないのは、プロ意識に関してだけだよ」と話している。


トリノの下部組織の有名な指揮官ヴァッタ氏は、「精神科医には『彼らに好きなことをさせろ』とアドバイスされていた。私はその意見を聞いたよ。耳を傾けさせるために、指揮官は相手を好きになり、また自分を好きにさせなければいけない」とコメント。「バロテッリがゴールを決めても、彼は一人だけだ。どうしてチームメートたちは、愛情をもってお尻を蹴ったりしないのだろう? 自分がグループの一員なんだと感じさせる助けになるはずなのに」と続けている。

また、元イタリア代表、イタリアU−21代表監督のヴィチーニ氏は、「彼らが成長するのを助ける必要がある。ルールよりも、感性が必要だ」とし、ミラン下部組織の責任者であるガッリ氏は、「ルールと良い模範が必要だ。私は試合後にドレッシングルームの整理を求めている」と述べた。

一方、元インテルで現在はモンツァの下部組織で監督も務めるベルゴミ氏は次のように語っている。

「私が20歳のころに買った初めての車は、パンダ(フィアット)だった。合宿での食事は、全員一緒だったよ。今は多くを要求することができない。ただ、リスペクトは違う。私はスラングの使用を禁じた。スポーツとは規律であり、会話でなければならない。若者たちは、何かにたどり着くには犠牲を払う必要があるということを理解しなければいけないんだ」