韓国のガンダム?『テコンV』が竹島から日本人を追い出すアニメ

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「日本の実物大ガンダムには負けないぞ!」と思ったかどうか定かではないが、 韓国のガンダムともいわれているロボットアニメーション『テコンV』の実物大(?)ロボットを作る計画があるという。全長111メートルの高さになるらしく、お台場のガンダムでさえ18メートルだったことを考えると、信じられないほどの高さとなる。

ちなみに、日本を代表するロボットアニメーションが『ガンダム』だとすれば、韓国の国民的ロボットアニメーションは『テコンV』だといわれている。放映当初は、お世辞にも上手とはいえないロボットの描写だったが、ここ最近はCGの『テコンV』も作られるようになり、なかなかの進化を遂げている。『マジンガーZ』のパクリだという声もあるが、はっきりしていない。

そんな『テコンV』だが、日本人からすると「ちょっとそれはどうなの?」と思う『テコンV』の姿を見ることができる。日本と韓国で竹島(独島)がどちらの国の領土なのかでもめているのはご存知のとおり。なんと、韓国は竹島から日本人を追い出す『テコンV』のCGアニメーション動画を作り、竹島が韓国の領土であることをアピールしているのである。

では、アニメーションの流れを解説しよう。戦闘機や木製の船で竹島を目指す日本人たち。船には緑色のロボットを積んでいる。竹島に巣を作っている鳥たちが不安な顔をするなか、韓国の研究所の警報が鳴る。日本人たちが攻めてきたことを知らせる警報のようだ。博士風の人物がスイッチを押すと、竹島の底からテコンVが登場。右手に竹島をまるごと乗せて立ち上がり、回し蹴りをして日本人たちのロボットを撃破。日本人たちはテコンVのパワーに恐れおののき、へたりこむ。鳥たちも安堵のようす。めでたしめでたし。

日本人の描写はかなり滑稽で、戦国風のカブトを頭にかぶり、あとは白いシャツとズボン。お相撲さんのような体系とチョンマゲをした日本人も登場し、マヌケさをとことんアピールしている。このCGアニメーションは昨年から話題になっていたが、111メートルのテコンVを作るという話が浮上したことによって、さらなる大きな話題となりそうだ。

正しいか否かは別として、自国の主張を正しいと信じる気持ちはわかるし、竹島においても両国の言い分があるのはわかる。しかし、自国の人気アニメーションを起用してまで強くアピールする主張はいかがなものか。少なくとも、日本で同じことを『ガンダム』でやった場合、ファンから非難を浴びることになるだろう。

しかしながら、日本人が船に積んでいたロボットがガンダムやエヴァンゲリオンだったとしたら……。もしかすると日本が勝っていたかもしれない?

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