オランダ1部リーグのVVVフェンロに所属する本田圭佑は、チームでキャプテンを務め、現在は5試合で5得点という大活躍を挙げている。そんな日本代表としての期待も掛かるサッカー界の若き至宝に、日本テレビ系列『SUPERうるぐす』(5日放送)が密着。その本音に迫った。

本田の入団前=2007-2008シーズンで2部へと降格したVVVフェンロだが、「この追い詰められた環境が、僕を成長させてくれたと思っているんです。逃げ道がなくなったときに人間が強くなるんだなって感じた」と振り返る本田は、昨シーズンはリーグMVPに輝き、チームを再び1部へと引き上げた。

この間、本田は新たなサッカー観が芽生えたといい、「今まではパスに美学を感じていたところが、より数字(ゴール)にこだわるようになったことで、点が取れなければ悔しさが出てきたり、今までになかった感情が次々に溢れ出てくる」と語った。

また、本田には欧州のビッグクラブが獲得に動き出しているようで、VVVフェンロのハイ・ベルデン会長も、同番組の取材に「プレミアリーグの7チームからコンタクトがあったよ。本田はベッカムに匹敵する価値があると思うし、スター性もある。あと1、2年したら、移籍金は更に上がって、19から26億にも達するだろうね」と話している。

そして、当の本人も「移籍するタイミングが今後僕にとって重要なポイントになってくると思います。必ず僕はビッグクラブでプレーしたいと思っていますし、それができると信じています」とキッパリ。その後も、「僕自身、MFの選手とは思ってない。逆にFWの選手とも思っていない。その間でプレーする選手だと思っているので、結局求められるのは数字であるのは間違いない」、「勝負の世界ですから。よりエゴイストにやらないといけない部分も必要だというふうに思っています。凄い(ゴールに)飢えていますね。自分がたまに怖くなりますからね」と力強く言い切った。