警察の職務質問はどんな人たちがされるのか? ゲームやアニメファンが多い?
2009年6月8日、ITのメッカ・秋葉原の無差別殺傷事件から1年が経過したこの日、秋葉原には多くの人たちが献花に訪れ、亡くなった人たちに対して手を合わせていた。死者7名と負傷者10名という惨劇の舞台は、歩行者天国という憩いの場を失ったまま1年を迎えた。秋葉原という場だけに、IT関係者やゲームファン、アニメファンにも大きな衝撃を与えた事件である。
その事件からというもの秋葉原や新宿、渋谷などで警察官に職務質問をされる人たちが増え、リュックやバッグにナイフや武器になる可能性があるものなどを持っている場合、補導・連行や逮捕という事態に発展した人もいる。
では、どのような人たちが警察に職務質問されやすいのだろうか? この職務質問に関して言えば、ランダムに選んで声をかけているとは思いにくい。なぜなら、何度も職務質問されている人もいれば、まったくされていないという人もいるのだ。ガジェット通信編集部の編集長も、歌舞伎町で不振人物と思われたのか、職務質問を数回受けているという。腕の関節を調べられ、注射のあとがないかチェックされたという。
また、ガジェット通信が何人かに職務質問の経験を聞いたところ、職務質問される人物がIT関係者やゲームファン、アニメファンなどに多いようにも感じた。そこでガジェット通信編集部は、警視庁広報部に「職務質問されやすい人はいるのか? 職務質問をする場合はどんな人を選んでいるのか?」という質問を、取材して聞いてみた。
警視庁広報部によると、「明確にはお答えしにくいのですが、警察官の経験による勘で人を選んでいることになります」とのこと。確かに、警察官の経験や勘は、一般人にはわからないもの。私たち一般人にはわからない勘が、経験から働くのだろう。その勘のおかげで検挙される人がいることは事実で、「勘が外れれば安心、勘が当たっても安心」ということになる。
職務質問される側としては「どうして自分が!?」と思うことになるだろうが、職務質問は治安を良くするため、生活の安全を守るために必要な警察官の職務。ITマニアやゲームファンやアニメファンはリュックを背負って歩いていることが多く、中に何かを持っている可能性が高いと思うのかもしれない。面倒と思うこともあると思うが、ここは警察官に協力して治安を維持するために協力したいところである(このニュースの詳細記事はこちら)。
写真: KENG-CYANG(ガジェット通信編集部)
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