次世代白バイは「ロボコップ的電動トライク」

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Keith Barry

米ラスベガスに本拠を置くXtreme Green Products社が、電動の「警官用移動車両」を開発した。これを使えば、警官は群衆の間や混雑した街中を移動しやすくなり、しかもグリーン(環境志向性)とブルー(警官の制服の色)が融合するというわけだ。

1枚のアルミ板から作り出されたボディー・フレームにリチウムイオン・バッテリーを搭載した3輪の『Sentinel』は、最高時速およそ47キロメートルで走行できるだけでなく、犯罪者が歩道に逃げ込んでも、およそ20センチの段差を飛び越えることができる。

いよいよ差し迫った状況になって、警官がこの電動三輪車から飛び降りると、自動パーキング・ブレーキが作動してSentinelはその場で停止する。ただし、非常に静かなこの電動車両は、ガード付きの『Police Interceptor』[米国のパトカーの7割を占めるという、米Ford社の『Crown Victoria』]のような存在感に今ひとつ欠けるため、警官が人混みをかき分けて走行したり道路を通行止めにしたりしなければならないときのために、ライトとサイレンを完備している。

価格は発表されていないが、普通の白バイや、巡回警備用の新開発の靴より安いとは思えない。だが、Sentinelはお金のかかる騎馬警官隊の代わりにはちょうどいいかもしれない。馬は警官が群衆をコントロールするのに理想的だが、騎馬警官隊はコストがかかるため、アリゾナ州やマサチューセッツ州などさまざまな警察で、現在廃止の危機に直面しているのだ。

WIRED NEWS 原文(English)

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