安達祐実(写真右)
 2005年、インディーズとしては異例の新木場スタジオコーストでのワンマンライブに1000人もの集客を記録し、2006年にメジャーデビューを果たした大所帯7人編成バンド、乙三.(おっさん)。これまでシングル2枚、ミニアルバム2枚、アルバム1枚をそれぞれ発売してきた彼らが3月25日、3枚目のミニアルバム「お別れ」を発売。同作では、中島みゆきの名曲「空と君のあいだに」をカバーをしており、ミュージックビデオには女優・安達祐実(27)を起用していることが分かった。

 「空と君のあいだに」は1994年5月に発売した中島みゆき最大のヒットシングルであり、推定売り上げ枚数約150万枚を記録。映画化もされた安達祐実・主演による国民的ドラマ「家なき子」の主題歌でもあり、ドラマが放送された1994年から1995年の最高視聴率は37%を突破。安達祐実の「同情するならカネをくれ」という台詞は1994年度の新語・流行語大賞に選ばれるほどの大ブームとなった。

 乙三.にとって同曲は、2005年のインディーズ時代に出演した日本テレビ系音楽番組「アレンジの王様」で披露し、審査委員長・松任谷正隆からも絶賛された思い入れのある曲。そんな経緯もあり、メンバー間で「是非、ミュージックビデオに安達祐実さんを起用したい!」という話になりオファーしたところ、出演を快諾。「家なき子」ではいじめられっ子役だった安達祐実が、自身初の先生役となって孤独な少女を救うという現代版「家なき子」が実現した。

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