アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ監督は11日、代表引退を表明したファン・ロマン・リケルメについて、いつでも復帰を歓迎すると話した。
 リケルメは、マラドーナ監督が彼のプレースタイルに関してテレビで発言したことに憤慨し、「考え方も倫理観も違う人間とは一緒にやっていけない」として、代表引退を表明していた。

 マラドーナはこれについて、「彼の発言はひどい。直接言ってくれればよかったものに。倫理観が違うというが、どういう意味なのかわからないよ。私は彼を弁護しこそすれ、口論になったことはないのに」と話した。
「彼が私のところにきて、『自分が間違っていた』と言うならうれしいね。私にとっては、代表チームが最優先する。アルゼンチン代表のユニフォームが何よりも大事なのだ。これはマラドーナとリケルメの話で出はない。問題になっているのはアルゼンチン代表のユニフォームなんだ。私は代表チームのためによかれと思うことをやってきた。リケルメは私の(戦術)計画にぴったりなのだ。だから残念だよ」と続けた。