デンマーク生まれで世界中の親子に親しまれ、愛され続けてきたLEGO・ブロック。同社が「ミニ・フィグ」と呼ばれる人の形をした可愛いブロックを製造販売するようになってから30年を迎えた今年、数々のお宝もののミニ・フィグが販売されている。ところがここに来て、イスラム左派テロリストのミニ・フィグが登場し、世間のひんしゅくを買っているようだ。





これらが売られていることがわかったのは、「Brick Arms」オンライン・ショッピングサイトに登場したためである。イスラム左派テロリスト、なぜこのようなものが良い子の遊び道具であるレゴ・ブロックの仲間入りなのか。善良なムスリムの人々は怒り心頭である。

アメリカ人、ウィル・チャップマンさんが今回発案したミニ・フィギュアは、白いマスクで顔を覆ったテロリストがライフル銃を両手に持ち、手榴弾を抱え、腹部のベルトには自爆用の爆発物を巻きつけている。

英国にあるムスリム組織のひとつ、「ラマダン財団」の会長であるモハマド・シャフィク氏はそのフィギュアについて、「かなりムカムカします。テロリズムを褒め称えるようなものです」と苛立ちを露にした。

さらにシャフィク氏は、「メガホンで憎しみを叫ぶ(テロリストの)姿と、テロ支援人形をこしらえるような行為と何が違うのでしょうか。テロの犠牲になった人々の遺族の気持ちを、あまりにも軽んじています。私も人の親です。わが子には、法を守り、人や社会は互いを尊重しあうことが大事だと教えて行きたいものです」と語った。

3人の子供を持つ父親で、このミニ・フィグの発案者であるチャップマンさんは、自身のウェブサイトで、彼の9歳の息子がこのアイデアを出したと嬉々として述べている。同サイトでは、31種類の異なるレゴ用の兵器や関連グッズ、そして10体の兵士のフィギュアが紹介されており、第二次世界大戦の兵士、米国海兵隊、そしてなんとナチス幹部のフィギュアまで存在するという。

英国レゴ社のスポークスマンはこのことについて、自分達の許可なく製造されているとし、「LEGOはこども達に夢と想像力を与え、豊かな創造力を身につけさせるための玩具です。私たちの哲学に合わない商品を承認することはありません」と語り、「Brick Arms」社の販売商品との関りを否定した。

人は奇をてらいすぎるとロクなことを考えないものである。しつこいようであるが、このテロリスト・ミニ・フィグの発案者であるチャップマンさんは、タリバンによる忌まわしい9.11テロを目の当たりにした米国の市民、このことがどうにも納得がいかず、嫌な気分になってくる。

どーしてももっと見てみたいとおっしゃる方は、こちらからどうぞ。販売責任者のチャップマンさんと、これから先がタップリ思いやられる息子さんの写真、数々の呆れる兵器やミニ・フィグが紹介されている。

(編集部 Joy横手)

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