レアル・マドリーのDFガブリエル・エインセは、古巣マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督を批判。「エインセのレアル入団はクリスチアーノ・ロナウド獲得への布石」と語った老将のコメントを、「経験豊富な監督のコメントとは思えない」と語った。

 マンUのファーガソン監督は、2007年にレアルへ移籍したエインセについて、「レアルの狙いは、もともとC・ロナウドだった。エインセはクリスチアーノと仲がいいからね」とコメント。これについて、レアル側は否定していたが、当事者のエインセもファーガソンのコメントに不快感を隠そうとしない。

「彼があんなことを言うなんて、本当に悲しいことだ。その内容が真実かどうか、僕には分からないけど、ファーガソン監督ほど経験豊富な監督が言うこととは思えないよ。同じ事を、ファンや選手が言ったのなら理解はできるけど、彼のような監督の口からあんな言葉が出るなんて、ちょっと普通じゃない。彼はピッチ内外で尊敬を集める人なのにね。ただ、真実はひとつしかない。彼は僕の移籍を望んでいたのに、今になって残留を望んでいたなんて…」

 ロナウドの去就を巡り、レアル側への牽制を続けるファーガソン。その“口撃”のターゲットとなってしまったエインセは、老将のコメントに怒りを通り越して呆れ果てているといた様子。ロナウドの去就問題に関し、両クラブ間の駆け引きは今後も激化することが予想されるだけに、今後もエインセを巻き込んだ場外戦が続くことは間違いなさそうだ。

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