トッテナムのダニエル・レヴィ会長が、ブルガリア代表FWディミタール・ベルバドフ(27)の獲得を狙うマンチェスター・ユナイテッドとアイルランド代表FWロビー・キーン(28)の獲得を狙うリバプールに対して怒りをあらわにした。

 マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督が「ベルバドフ獲得の可能性は高い」と語ったことについてレヴィ会長は「横柄であり、偽善者だ。マンチェスター・ユナイテッドのやり方は、クリスティアーノ・ロナウドを狙うレアル・マドリーノと同じだ。我々は法的に訴えることも検討している」と英紙“Sun”のインタビューに応じ、怒りを爆発させた。

 またリバプールのラファエル・ベニテス監督についてレヴィ会長は「ベニテスが狙う選手がベルバドフではなく、キーンだという違いはあるが、彼の発言もファーガソンと類似している。そういう訳で、彼に対しても法的に訴えることを検討している。両クラブが取った行動は、非常に恥ずかしいことだ。ロビーとベルバドフを放出する気は全くないと公言しているにも関わらず、マンチェスターとリバプールは我々の許可なく選手に直接連絡をとったんだ」と非難した。