決勝ゴールを決めた山瀬<br>【photo by Kiminori SAWADA】

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 サッカー日本代表は20日、東アジア選手権第2戦、中国代表と対戦。山瀬功治の得点でリードした日本は、後半、中国寄りの不可解な判定続く、苦しい展開も、最後まで集中力を切らさず耐えしのぎ1対0で勝利を収めた。

 ホームの中国は序盤から積極的に攻撃を仕掛ける。サイドから頻繁にクロスボールを送り、チャンスを作る。しかし、日本は臆することなく、体を張ってディフェンスを続けた。すると17分、高い位置でボールを奪うと、駒野友一のクロスボールを田代有三が競り合い、こぼれ球を山瀬功治が決め先制点を奪う。その後も中国が押し込む展開となったが、GK楢崎正剛のファインセーブもあり、ゴールは許さずリードしたまま後半へ迎える。

 後半は、中村憲剛の絶妙なパスから安田理大が決定的な場面を作るなど、一転して日本のペースに。しかし、中国のラフプレーに加え、不可解な判定が続き試合は荒れ模様に。それでも日本の選手達は最後まで冷静に試合をコントロール。守備陣も集中力が途切れることなく、中国の攻撃を凌ぎきり勝利を飾った。

 23日、日本は優勝をかけて韓国と対戦する。

【試合詳細】日本代表 vs 中国代表 - 東アジア選手権

<日本代表先発メンバー>
GK 楢崎正剛
DF 駒野友一中澤佑二内田篤人今野泰幸
MF 安田理大遠藤保仁山瀬功治鈴木啓太中村憲剛
FW 田代有三