チャンピオンズリーグ、対ラツィオ戦に引き続き、7日のレクレアティーボ戦でもセンターバックで出場したアルゼンチン代表DFガブリエル・エインセ。彼の本職は左サイドバックだが、ぺぺ、メツェルダーの故障でセンターバック不足に悩むシュスター監督は、苦肉の策としてエインセをセンターバックにコンバート。これがズバリ当たり、普及点以上の活躍を見せたエインセは、カンナバーロにとって最高のパートナーへと変わった。

 レクレ戦でエインセが取り戻したボールは19回、1ファール、そして失ったボールはたった2回。データからもエインセの守りでの貢献度が見て取れる。

「サイドバック、センターバック、ポジションはどこでもいい。大事なのは監督に信頼され、試合に出してもらえること」とコメントしていることから、彼自身もセンターバックでのプレーに異存はない。

 今のところ、シュスター監督にとってエインセのセンターバック起用は問題ない。しかし、ぺぺとメツェルダーの復帰で、このままカンナバーロ-エインセで行くのか、それともエインセを左サイドバックに戻し、ぺぺかメツィルダーを起用するのか、新たな問題でシュスター監督を悩ませそうだ。

(スペイン通信)