柴咲コウ「着物にとりつかれました」

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舞妓をめぐって渦巻く、夢と嫉妬とプライドとetc……何が起こるか予測不可能。怒涛の人情喜劇。その「舞妓Haaaan!!」が6月16日(土)全国ロードショーとなる。この作品は、植木等の遺作となった作品だ。

そのお見せだし試写会が5月8日、TOHOシネマズ六本木ヒルズスクリーン7で行われ、原作・脚本の宮藤官九郎、水田伸生監督、阿部サダヲ、堤真一、柴咲コウ、伊東四朗が登壇。舞台には、阿部、堤、柴の舞妓姿を忠実に再現したマネキンも登場し、華やかな舞台挨拶となった。

原作・脚本の宮藤官九郎は、「この作品はコメディ映画。元気になれる。舞妓の世界は全く知らないが、大人の遊びが出来るところだと聞いていたので、そこに子供っぽいやつが遊びに入ったら面白いなと思い作った。」

水田伸生監督は、「この作品は、残念なことに植木等さんの遺作になってしまった。今日も、どこかの席で大いに笑っていると思う。祖母が芸者なので、自分の血の中にもそういうものがあり興味があった。」

熱狂的な舞妓ファンのサラリーマン・鬼塚公彦役の阿部サダヲは、「果てしないテンションで、鬼塚公彦役を演じたので笑って欲しい。見どころは、音で臭わすシーン。映画の筋には関係ないところだが、聞いて欲しい。」

公彦のライバルで、お座敷遊びの常連客であるプロ野球選手の内藤貴一郎役の堤真一は、「今までにない役だったが、脚本がすごかったのでやらざるをえなかった。伊東四朗さんとの初共演で緊張した。撮影中に話したかったが、切り口が「電線音頭」しかなく、サダヲが伊東さんから聞いた話を全部話すので機会を逸した。」

公彦にフラれた腹いせに舞妓を志すOL・大沢富士子役の柴咲コウは、「現場では、周りが真剣な中で監督だけがモニターの前で笑っていた。阿部さんが出ているだけで、笑いがこみ上げてくる。この撮影で着物の魅力にとりつかれ、劇中で着ている着物の色違いを購入した。公開初日に着ることができれば・・・、でもまだ着付けができないですね。」

公彦が勤める鈴屋食品の名物社長・鈴木大海役の伊東四朗は、「みな若く、その若さのエキスを頂いて、もうしばらく芸能界にいようと思う。この映画はテンポが、けたはずれに早い。瞬きをしている間に展開が変わっているので、気をつけてみて欲しい。」

監 督:水田伸生
原 作・脚本:宮藤官九郎
音 楽:岩代太郎
制 作:ビー・ワイルド
出 演:阿部サダヲ、堤真一、柴咲コウ、小出早織、京野ことみ、キムラ緑子 ほか
配 給:東宝

公式サイト:http://www.maikohaaaan.com/index.html

2007年6月16日(土)全国ロードショー

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