タイガー・ウッズがツアー通算80勝目!完全復活に歓喜(撮影:岩本芳弘)

写真拡大

<ツアー選手権 最終日◇23日◇イースト・レイクGC(7,362ヤード・パー70)>
タイガー・ウッズ(米国)が完全復活といっていいだろう。7月の「全英オープン」で優勝争いの末6位タイ、8月の「全米プロゴルフ選手権」で2位。そして、最終戦の「ツアー選手権」で復活優勝を果たした。
【写真】タイガー・ウッズが復活優勝!カメラマンが見たタイガー復活への道
最終日を単独トップからスタート。2バーディ・3ボギーの「71」と終盤は苦しんだが、最後は笑顔の勝利。ツアー通算勝利数歴代2位の記録を80勝まで伸ばし、1位のサム・スニードにあと2つに迫った。
最後の10センチのパットを決めて安どの表情を浮かべたウッズ。直後、両手を突き上げ大ギャラリーの大歓声にこたえた。「終盤の数ホールはプレッシャーがかかった。最後は涙が出そうになった」と振り返ったウッズ。度重なるケガを乗り越えて戻ってきたかつての世界王者。42歳にして、再び黄金期を迎えることができるのか。その偉大な記録を振り返ってみる。
タイガー・ウッズ 米国男子ツアー 優勝歴】
1996年:2勝
1997年:4勝
1998年:1勝
1999年:8勝
2000年:9勝
2001年:5勝
2002年:5勝
2003年:5勝
2004年:1勝
2005年:6勝
2006年:8勝
2007年:7勝
2008年:4勝
2009年:6勝
2010年:未勝利
2011年:未勝利
2012年:3勝
2013年:5勝
2014年:未勝利
2015年:未勝利
2016年:未勝利
2017年:未勝利
2018年:1勝(ツアー選手権)
通算80勝(歴代2位)※1位はサム・スニードの82勝
タイガー・ウッズ 海外メジャー大会 優勝歴】
通算14勝(歴代2位)※1位はジャック・ニクラスの18勝
・マスターズ:3勝
・全米オープン:4勝
・全英オープン:3勝
・全米プロ:4勝
1997年:マスターズ
1999年:全米プロ
2000年:全米オープン、全英オープン、全米プロ
2001年:マスターズ
2002年:マスターズ、全米オープン
2005年:マスターズ、全英オープン
2006年:全英オープン、全米プロ
2007年:全米プロ
2008年:全米オープン
2018年メジャー大会成績
マスターズ:32位タイ
全米オープン:予選落ち
全英オープン:6位タイ
全米プロ:2位
タイガー・ウッズの主な記録】
■マスターズ最年少優勝
プロ転向後初のメジャーとなった1997年マスターズで21歳3カ月14日の最年少マスターズ優勝を果たした。
■メジャー大会最多打数優勝
2000年の全米オープンでは2位に15打差をつけて優勝。最多差優勝記録を138年ぶりに塗り替えた。
■最年少グランドスラム達成
同じく2000年の全英オープン。大会記録の位19アンダーで2位に8打差の圧勝。ジャック・ニクラスの26歳を抜き、最年少でキャリアグランドスラムを達成した。
■タイガースラムの達成
2000年の全米オープン、全英オープン、全米プロに続き、01年のマスターズも制覇し、メジャー大会4連勝達成。タイガースラムと呼ばれた。
■米ツアー7連勝
2006年の全英オープンから同年のアメリカン・エキスプレス選手権まで6連勝。翌年初戦のビュイック招待でも勝利し、7連勝を果たした。
■米ツアー連続予選通過記録
1998年のビュイック招待から2003年のツアー選手権まで、実に114試合連続予選通過を果たし、記録樹立。その後141試合まで記録を伸ばした。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

■タイガー・ウッズが最終戦で優勝!「ツアー選手権」最終結果
■大ギャラリーがなだれ込み!タイガー・ウッズが1876日ぶりの優勝 通算80勝目で完全復活、松山英樹は4位タイ
■本格復帰からわずか8ヶ月、キャリア最多のギア変更を行ってきたタイガーが“本当のカムバック”へ
■脱力感がアップして、往年のタイガー・ウッズが戻ってきた【米国男子の注目スイング】
■通算80勝!タイガー・ウッズの今季成績一覧