提供:週刊実話

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 前方後円墳とは、鍵穴のような形をした古墳のことだ。前が方形、後ろが円形なのでこの名前が付いたのだが、この古墳の正しい見方としては、前が円形で後ろが方形なのだ。

 これは、江戸時代の学者が間違った推測をしたことが原因だ。その学者は、牛車を模して造ったものだと推測し、前方後円墳と命名した。しかし、古墳が造られた時代には、そもそも牛車なんてものは存在しない。

 学者の勘違いだと判明したときには、すでにこの名前が定着していたため、名前だけがそのまま残ってしまったのだ。本当なら“前円後方墳”になるはずだったが、ややこしいな。