中村俊輔、セルティック“伝説の一撃”に再脚光! ファン絶賛「天才」「ナカと再契約を」

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敵地キルマーノック戦に向けて、セルティックがSNSで中村の“伝説のFK弾”動画を公開

 日本が誇る天才レフティーが叩き込んだ“伝説の一撃”は、いまだ語り草となっているようだ。

 スコットランドの名門セルティックが公式ツイッターとインスタグラムを更新し、ジュビロ磐田の元日本代表MF中村俊輔が在籍時に決めた優勝決定の劇的FKを動画で紹介。「天才」「FKの魔術師」「間違いなく最高の選手の一人」と反響を呼んでいる。

 中村は横浜F・マリノスから2002年8月にイタリアのレッジーナへ移籍。そして2005年8月から2009年6月までセルティックで4シーズンプレーした。セルティックでは、リーグ優勝3回、リーグカップ優勝2回、スコティッシュカップ優勝1回を経験。さらに2006-07シーズンにはリーグMVPやベストイレブン、年間ベストゴール賞などを総なめにした。

 セルティック時代の中村が決めたFKと言えば、2006-07シーズンのUEFAチャンピオンズリーグで対戦したマンチェスター・ユナイテッド戦での2試合連続弾が有名だ。その一方で、リーグ優勝を決めた伝説の一撃も今なお多くの人の脳裏に刻まれている。
 
 セルティックは3日にリーグ第26節の敵地キルマーノック戦を迎えるなか、公式ツイッターとインスタグラムに動画をアップ。そこで中村が叩き込んだFKを改めて紹介している。

神格化された中村…「この天才を忘れない」

 2007年4月22日のスコティッシュ・プレミアリーグ第34節、勝てばリーグ優勝という敵地キルマーノック戦で、1-1のまま後半アディショナルタイムを迎える。セルティックはペナルティーエリア手前でFKを獲得し、キッカーは中村。低い弾道のFKを放つと、ボールはそのまま左サイドネットに突き刺さり、劇的な一撃でチームを優勝に導いた。雄叫びをあげた中村はユニフォームを脱ぐと、そのまま観客席に突っ込んでファンや同僚と狂喜乱舞した。

 返信欄には「天才」「この天才を忘れない」「FKの魔術師」「間違いなく最高の選手の一人。それを昨日のことのように覚えているよ」など称賛の声が並んだ一方、「ナカと再契約して。彼は良い仕事をしてくれると思う」と復帰を望む声もあった。

 セルティックにおいて、中村の存在はもはや“神格化”された感もあるが、それほど天才レフティーが与えた当時のインパクトは絶大だったようだ。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images