石橋杏奈さんが初めて“ケータイ”を持った時の思い出
映画「泥棒役者」に出演している石橋杏奈さん。とある豪邸を舞台に勘違いが交錯しカオスになっていく喜劇で、石橋さんは帰国子女の新人編集者役に挑んでいる。演じた役柄のこと、そして英語交じりのセリフを覚えるためのエピソードなどを語ってもらった。また、東京ウォーカー創刊1000号企画「平成PHOTO熱記」にも、平成になって普及したあの通信機器について、当時の思い出を語ってくれた。
■ 初めての携帯電話は“ガラケー”だった
平成31年3月末日で幕を閉じることになるであろう「平成」。現在、ほぼ平成全ての期間において、東京を中心に街を追い続けてきた「東京ウォーカー」が、読者やタレントらと共に動く新企画「平成PHOTO熱記」をスタートさせている。読者やタレントから「最も“アツかった”“沸いた”“思い出の”“最高の”平成の記録」となる写真を募っている。平成4年生まれの石橋さんは、多くの人が“平成らしい”と挙げるスマートフォンや携帯電話について、特別な思い出ってある?
――母がピッチ(PHS)を使っていて、アンテナの先にパンダが光るアクセサリーを付けていましたが、私の初めてのケータイはガラケーでした。ガラケーのフラップ式のパカパカするのも、ボタンを打つ感覚も好きだったんですけど、スマホに替えたらすごく機能が多くてびっくりしました。今はスマホに助けられています。
■ 英語の部分はセリフというよりは音で覚えた
丸山隆平主演の映画「泥棒役者」に、石橋杏奈さんは新人編集者・奥江里子役で出演している。
――奥江里子は責任感や仕事に対する意欲がすごくあって、向上心も強い女の子です。帰国子女というバックボーンがありますが、ほかの登場人物のキャラが濃いので、ものすごく個性的というわけではありません。でも、個性的な人たちが集まる中で、真面目な彼女がいることで物事が整理されたり事態が収拾したりします。
帰国子女ということで、セリフの中に英語が交じっており、その発音に苦労したという。
――英語に関しては専門の先生についていただきました。『この発音はこうじゃなくてこう』と説明してもらってもどう違うのかわからないくらい難しくて(笑)。なので、先生が英語のセリフをしゃべった動画を送ってもらい、口の形を確認しながら、セリフというよりは音で覚えていました。作品自体はホロっとする場面もあって、最後は幸せな気持ちになれるお話なのでぜひ見ていただきたいです。
そして、現在公開中の田野優花(AKB48)が主演を務める映画「リンキング・ラブ」にも出演中。この作品は、両親の離婚危機に直面した大学生の美唯(田野優花)がバブル期の91年にタイムスリップして若き日の両親の恋を成就させるために奮闘するという物語。
――1991年は肩パットとかボディコンとかファッションも今と違いますし、メイクも今と比べると濃いめで眉毛が太くて新鮮でした。撮影期間が1か月くらいあったので、そのメイクに慣れすぎて、その後もついメイクが濃くなったりしました(笑)。アイドルも体験できて、田野ちゃんのお母さん役ということで現代の場面では40代の役も経験できましたし、いろんなことに挑戦した作品になりました。
発売中の「週刊東京ウォーカー+」45号で表紙を飾る石橋さん。「東京ウォーカー」にちなみ、東京の好きな街や、最近凝っているという料理など食生活について話している。