【炊飯器だけで作ってみた─曚店レベルの「シンガポールチキンライス」が絶品!

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シンガポールチキンライスは、その名の通りシンガポールの名物料理。「海南鶏飯(ハイナンジーファン、かいなんけいはん)」とも呼ばれており、タイでは「カオマンガイ」として知られています。

鶏肉のうみまが染みたごはんと、しっとりした茹で鶏と野菜をひと皿に盛り付けたこの料理は、アジアごはんの代表格ともいえます。そんなシンガポールチキンライスが炊飯器だけで作れるのを知っていますか? それではさっそく作り方をご紹介しましょう。
 

■ジャスミンライスもナンプラーも代用できる

用意するのは下記の材料。今回は3合炊きの炊飯器を使用したので2人分となっています。5.5合炊きなら倍量の4人分まで作れます。

鶏もも肉 1枚米(あればジャスミンライス) 1.5合にんにく 小さじ1(チューブタイプでOK)しょうが 小さじ1(チューブタイプでOK)鶏ガラスープの素 小さじ1酒(あれば紹興酒) 小さじ2塩 小さじ1/2こしょう 少々きゅうり 1/2本トマト 1/2個パクチー 適量

(ソース)

スイートチリソース 大さじ2ナンプラー 大さじ1/2

食材でネックになるのが、ジャスミンライスとナンプラーかと思います。どちらも普段なかなか使わないので、買うのはもったいないですよね。そこで、今回は別のもので代用してみました。

ジャスミンライスの代わりになるのは、白米とジャスミンティー。水を使う代わりに、市販のジャスミンティーを使えばいいんです。1.5合で300mlほど使用しました。

また、ナンプラーはオイスターソース、薄口しょうゆ、塩を組み合わせて代用が可能です。今回の量であれば、オイスターソース小さじ1/2、薄口しょうゆ大さじ1、塩2つまみほどを混ぜれば十分。また、薄口しょうゆ大さじ1に対し、レモン汁大さじ1/3〜1/2を混ぜて使うという方法もあります。

ちなみにスイートチリソースもあまり使わないかと思いきや、から揚げやフライドポテトなど揚げ物に使えるので、常備しておくと便利です。

 

■炊き上がったごはんは10分蒸らすのがポイント

まずは米を軽く洗い、ざるに上げて水気を切っておきます。次に、鶏もも肉に分量の塩、こしょうを振りましょう。

続いて、炊飯器の内釜に米、にんにく、しょうが、鶏がらスープの素、酒を入れ、1.5合の線までジャスミンティーを注ぎます。調味料をまんべんなく混ぜたら、皮を下にして鶏もも肉を載せ、炊飯をスタート。これで調理はほぼ終ったも同然です。

ごはんを炊いている間に、きゅうりは斜め薄切り、トマトは薄めの半月切り、パクチーはざく切りにしておきます。

あと、このときにスイートチリソースとナンプラーを混ぜて、ソースを作っておくといいでしょう。

炊飯が完了したら、フタを開けて鶏肉を取り出します。このときにめちゃくちゃいい匂いが漂うのですが、空腹をぐっとこらえて、ごはんを軽くまぜたら10分蒸らしましょう。その間に取り出した鶏肉をそぎ切りします。

蒸らし終えたらお皿にごはんを高く盛り、周りに鶏肉、きゅうり、トマト、パクチーを載せ、ソースをかけたら完成です!

 

■ジャスミンライスもどきと鶏肉の相性は抜群

ちょっと盛り付けをきれいにするだけで、見た目は完全にお店のごはん。

お味のほうはというと……鶏肉がしっとり蒸されていておいしい! 塩こしょうだけで少し味が薄いのではと思っていたのですが、ソースと一緒に食べると“アジアの味”が口いっぱいに広がります。ナンプラー独特の臭みはないものの、このソースも料理を上手く引き立ててくれているようです。

お茶でごはんを炊くってどうなんだろうと思っていたジャスミンライスもどきも、鶏肉の旨みや鶏がらスープの味をしっかり吸収していて、後味に少しお茶の味がするのが面白い! 水で炊くよりも少しパラパラに仕上がっているので、よりジャスミンライスっぽさが感じられます。

全行程は1時間ほどかかるものの、最初の準備と盛り付け以外は何もしなくていいので、その間にほかのおかずを作れる手軽さがいいですね。もちろん、これ1品でも十分満足できる見栄えとボリュームなので、疲れて帰ってきた日の夕食にしても良さそう。炊飯器で作る本格アジアごはんで、異国情緒を楽しんでみませんか。

 

(料理・写真・文/今西絢美)

いまにしあやみ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。