【衝撃】伝説の番組「ボキャブラ天国」に出演してたけど見かけなくなった芸人たちの現在は?
1990年代に人気を博したフジテレビ系列のテレビ番組「ボキャブラ天国」をご存知でしょうか。タモリさんが司会を務め、番組内容を大きくリニューアルさせたり、休止期間を経たりしながらも長くに渡って放送されていた伝説の番組のひとつなのです。
番組初期は視聴者によるネタ投稿形式が取られていましたが、途中から若手芸人を起用したコーナーが始まり大ヒット。その後「タモリのSuperボキャブラ天国」とリニューアルされてからは若手芸人がネタを披露する番組へと変化していきました。
そしてボキャブラ天国に出演していた若手芸人たちは「キャブラー」と呼ばれ、番組出演をきっかけに多くのお笑い芸人がブレイクしていったのです。
・爆笑問題
・ネプチューン
・ロンドンブーツ1号2号
・くりぃむしちゅー(当時・海砂利水魚)
・アンジャッシュ
・江頭2:50(当時・男同志)
・ピコ太郎/古坂大魔王(当時・底ぬけAIR-LINE) 等
しかし、ボキャブラ天国が放送終了してから約10年。その間にすっかりメディアから姿を消してしまった芸人も残念ながらたくさん存在しています。見かけなくなってしまったあの人たちは現在一体何をしているのでしょうか。消えてしまった人たちの中でも特に有名な人の現在を調査してみました。
替え歌ネタで人気を博していた金谷ヒデユキは2004年からミュージシャンに転向して替え歌ネタを封印。しかし2009年頃から芸人としての活動を再開し、2010年にはR-1ぐらんぷりの予選にも出場するも、イマイチ盛り上がらず、声優業を開始するなど軸があまり定まらない活動を続けています。
そして今は漫才協会に入ってまた違うスタイルのお笑いを追求しているようです。
1994年結成の石井正則・石塚義之によるコンビ。1999年に石井がテレビドラマ「古畑任三郎」に出演し、演技が高評価されたことをきっかけに両者ともにピンでの俳優業が増え、漫才をするどころかほとんど会わない状態が15年以上続いていましたが、2016年をもって正式に解散したと発表。両者ともに俳優業に専念していくそうです。
おさるとコアラによるコンビですが解散自体は非常に早く、コアラの結婚・事務所移籍をきっかけに2000年には解散。それぞれがピン芸人として活動を開始し、細木数子のアドバイスで芸名をおさるが「モンキッキー」、コアラが「ハッピハッピー。」に改名させられたところまでは比較的有名なエピソードでしょう。
しかしその後2012年にモンキッキーからおさるに再改名し、さらに2017年6月に再度モンキッキーに改名しているというのはあまり知られていないエピソードでは。結局どちらの芸名でも構わないのでしょう。
ボキャブラ天国をはじめ電波少年などの番組でも活躍していましたが、ハウス加賀谷が総合失調症の療養をするために1999年に活動を休止。その後2009年から活動を再開し、ハウス加賀谷は総合失調症に対する理解を呼びかける講演活動なども精力的に行っていますが、コンビとしての仕事は激減し、現在は月収が2万円程度になってしまうこともあるのだとか……。
1991年結成の西野健一・森光司によるコンビ。番組終了後は活動ペースが落ち始め、2002年に解散。森は放送作家に転身し、西野はピン芸人として活動。スカパー!の成人向けちゃんねる「パラダイスTV」のMCを担当するなどしていましたが、2010年をもって芸能界を引退し、地元新潟でペット商品販売店を開業したそうです。
ボキャブラ天国のレギュラー放送終了とともにメディアへの露出が激減も、現在もお笑い活動を継続。浜崎あゆみのモノマネ芸人・あゆと「かりすま〜ず」を結成し、そのままあゆと入籍。最近では「歌う理科のお兄さん」としてサイエンスショーで全国を周りつつ、矢沢永吉のモノマネやキングオブコントの予選の司会を務めたりしています。
また、2017年2月から芸名を「ミッキーボード」に変更したそうです。
1989年結成の桶田敬太郎・村田渚によるコンビだが、1999年をもって解散。その後は桶田が作家としての活動を行い、村田はピン芸人を経てから元坂道コロンブスの松丘とお笑いコンビ「鼻エンジン」を結成。2005年のM-1グランプリで初出場ながら準決勝に進出するなど活躍が期待されましたが、翌年に村田はクモ膜下出血により急逝してしまいました。
1994年結成の松岡慎吾・林伸行のコンビ。ボキャブラ天国の他にもNHKの「爆笑オンエアバトル」に数多く出演し、2001年には坂道コロンブスと改名。順調に活動を続けていましたが、ツッコミ担当の林が2004年にわいせつ事件を起こして逮捕されたことが発覚し、コンビを解散することとなりました。
林はそのまま芸能界から引退状態に。松丘はフォークダンスDE成子坂の村田と「鼻エンジン」を結成するも村田が急逝、さらにその後元ノンキーズの山崎晋と「くらげライダー」を結成するも2014年に解散するなど、苦労が続いてしまっています。
そして松丘は現在、女性ピン芸人の赤プルと結婚し、夫婦コンビ「赤プルと旦那」を結成し、その後「チャイム」に改名。今度は解散することにならなければいいのですが……。
今回紹介したお笑い芸人たちは現在ではあまり見かけなくなってしまいましたが、突然の再ブレイクを果たす可能性が誰にでもあることは「PPAP」で大ブレイクを果たしたピコ太郎が証明済み。
番組のレギュラー放送が終わってからは20年近く経ちますが、当時から地道に活動を続けている人たちにはぜひまた脚光を浴びてほしいと思うのは私だけでしょうか。
■執筆・監修:Mr. Fox
執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/
お笑い芸人がたくさん出演していた
番組初期は視聴者によるネタ投稿形式が取られていましたが、途中から若手芸人を起用したコーナーが始まり大ヒット。その後「タモリのSuperボキャブラ天国」とリニューアルされてからは若手芸人がネタを披露する番組へと変化していきました。
今でもよく見かける主なボキャブラ出身芸人
・爆笑問題
・ネプチューン
・ロンドンブーツ1号2号
・くりぃむしちゅー(当時・海砂利水魚)
・アンジャッシュ
・江頭2:50(当時・男同志)
・ピコ太郎/古坂大魔王(当時・底ぬけAIR-LINE) 等
現在はすっかり見かけなくなった人も
しかし、ボキャブラ天国が放送終了してから約10年。その間にすっかりメディアから姿を消してしまった芸人も残念ながらたくさん存在しています。見かけなくなってしまったあの人たちは現在一体何をしているのでしょうか。消えてしまった人たちの中でも特に有名な人の現在を調査してみました。
金谷ヒデユキ
替え歌ネタで人気を博していた金谷ヒデユキは2004年からミュージシャンに転向して替え歌ネタを封印。しかし2009年頃から芸人としての活動を再開し、2010年にはR-1ぐらんぷりの予選にも出場するも、イマイチ盛り上がらず、声優業を開始するなど軸があまり定まらない活動を続けています。
そして今は漫才協会に入ってまた違うスタイルのお笑いを追求しているようです。
アリtoキリギリス
1994年結成の石井正則・石塚義之によるコンビ。1999年に石井がテレビドラマ「古畑任三郎」に出演し、演技が高評価されたことをきっかけに両者ともにピンでの俳優業が増え、漫才をするどころかほとんど会わない状態が15年以上続いていましたが、2016年をもって正式に解散したと発表。両者ともに俳優業に専念していくそうです。
アニマル梯団
おさるとコアラによるコンビですが解散自体は非常に早く、コアラの結婚・事務所移籍をきっかけに2000年には解散。それぞれがピン芸人として活動を開始し、細木数子のアドバイスで芸名をおさるが「モンキッキー」、コアラが「ハッピハッピー。」に改名させられたところまでは比較的有名なエピソードでしょう。
しかしその後2012年にモンキッキーからおさるに再改名し、さらに2017年6月に再度モンキッキーに改名しているというのはあまり知られていないエピソードでは。結局どちらの芸名でも構わないのでしょう。
松本ハウス
ボキャブラ天国をはじめ電波少年などの番組でも活躍していましたが、ハウス加賀谷が総合失調症の療養をするために1999年に活動を休止。その後2009年から活動を再開し、ハウス加賀谷は総合失調症に対する理解を呼びかける講演活動なども精力的に行っていますが、コンビとしての仕事は激減し、現在は月収が2万円程度になってしまうこともあるのだとか……。
MANZAI-C
1991年結成の西野健一・森光司によるコンビ。番組終了後は活動ペースが落ち始め、2002年に解散。森は放送作家に転身し、西野はピン芸人として活動。スカパー!の成人向けちゃんねる「パラダイスTV」のMCを担当するなどしていましたが、2010年をもって芸能界を引退し、地元新潟でペット商品販売店を開業したそうです。
幹てつや
ボキャブラ天国のレギュラー放送終了とともにメディアへの露出が激減も、現在もお笑い活動を継続。浜崎あゆみのモノマネ芸人・あゆと「かりすま〜ず」を結成し、そのままあゆと入籍。最近では「歌う理科のお兄さん」としてサイエンスショーで全国を周りつつ、矢沢永吉のモノマネやキングオブコントの予選の司会を務めたりしています。
また、2017年2月から芸名を「ミッキーボード」に変更したそうです。
フォークダンスDE成子坂
1989年結成の桶田敬太郎・村田渚によるコンビだが、1999年をもって解散。その後は桶田が作家としての活動を行い、村田はピン芸人を経てから元坂道コロンブスの松丘とお笑いコンビ「鼻エンジン」を結成。2005年のM-1グランプリで初出場ながら準決勝に進出するなど活躍が期待されましたが、翌年に村田はクモ膜下出血により急逝してしまいました。
坂道コロコロ
1994年結成の松岡慎吾・林伸行のコンビ。ボキャブラ天国の他にもNHKの「爆笑オンエアバトル」に数多く出演し、2001年には坂道コロンブスと改名。順調に活動を続けていましたが、ツッコミ担当の林が2004年にわいせつ事件を起こして逮捕されたことが発覚し、コンビを解散することとなりました。
林はそのまま芸能界から引退状態に。松丘はフォークダンスDE成子坂の村田と「鼻エンジン」を結成するも村田が急逝、さらにその後元ノンキーズの山崎晋と「くらげライダー」を結成するも2014年に解散するなど、苦労が続いてしまっています。
そして松丘は現在、女性ピン芸人の赤プルと結婚し、夫婦コンビ「赤プルと旦那」を結成し、その後「チャイム」に改名。今度は解散することにならなければいいのですが……。
再ブレイクをする芸人が登場するかも
今回紹介したお笑い芸人たちは現在ではあまり見かけなくなってしまいましたが、突然の再ブレイクを果たす可能性が誰にでもあることは「PPAP」で大ブレイクを果たしたピコ太郎が証明済み。
番組のレギュラー放送が終わってからは20年近く経ちますが、当時から地道に活動を続けている人たちにはぜひまた脚光を浴びてほしいと思うのは私だけでしょうか。
■執筆・監修:Mr. Fox
執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/