宇佐美が“予定外”の移籍後初ゴール…練習初日のアピールで監督が考え変更?

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 ガンバ大阪からアウクスブルクに加入した日本代表FW宇佐美貴史が3日、クラブのプレシーズン初戦で移籍後初ゴールを決めた。クラブ公式サイトが伝えた。

 アウクスブルクは今夏のプレシーズン初戦でゾントホーフェン(ドイツ5部リーグ)と対戦。宇佐美は後半63分に途中出場すると、約10分後の74分に初ゴールを挙げて2−0の勝利に貢献した。

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 さっそくゴールを決めた宇佐美だが、この試合に出場することは“予定外”のことだった。1日に正式加入が決まった際、クラブは公式サイトを通じて宇佐美が同試合に出場しないと発表していた。

 それでも、2日の練習で同選手の動きを見たディルク・シュスター監督が、自身としてもクラブ初指揮となるゾントホーフェン戦で起用したくなったようだ。2日付の地元紙『Augsburger Allgemeine』によると、シュスター監督が宇佐美の初日の動きに大満足しており、さらに「タカシは非常に高い資質を持っている。とてもフレキシブルなオフェンスプレーヤーとして、アシストだけでなく自らもシュートを打てる」と称賛していた。

 アウクスブルクの2016−17シーズン公式戦は、8月20日に行われるラーフェンスブルク(5部リーグ)とのDFBポカール1回戦からスタートする。シュスター監督は同紙に対して、「宇佐美がシーズン初戦を万全の状態で迎えられるようにしていきたい」と公式戦初戦での起用も示唆していた。

 正式加入からわずか2日後に“予定外”のゴールを決めた宇佐美。2度目の挑戦となったドイツで、さらなる活躍に期待が高まる。