ブンデスリーガでも良い働きをしていた清武と香川。ふたりの共演をキリンカップで見たいが。(C)Getty Images

写真拡大 (全2枚)

 4-3-3システムのトップ下に香川か清武のどちらかを使うのではなく、ふたり同時に使ってはという声がここにきて聞かれるようになった。
 
 香川も清武も2015-16シーズンのブンデスリーガで活躍していることもあり、ハリルホジッチ監督もキリンカップのメンバー発表の席で、ふたりの共存について次のようにコメントしている。
 
「(清武は)オフェンス面に関しては本当にレベルが高い。まだまだ伸びる余地がありますね。A代表に多くのことをもたらせる選手です。香川と競争してほしいです。彼らがボールを奪うところ、ディシプリンを覚えれば、シンジと清武を同時に使いたいと思っています」
 
 今年3月24日のアフガニスタン戦では清武が1ゴール・2アシスト、その5日後のシリア戦では香川が2ゴール・1アシストとそれぞれ良いパフォーマンスを見せており、このタイミングで同時起用してみるのは確かに面白いアイデアだ。ワールドカップ・アジア最終予選前の最後の実戦だからこそ、今回のキリンカップでチャレンジすべきとの意見もあるだろう。
 
 仮にふたり揃って先発起用させる場合、問題はどのポジションにするかだ。ハリルホジッチ監督の「彼らがボールを奪うところ、ディシプリンを覚えれば」という部分を鵜呑みにすれば、ダブルトップ下ではなく、4-3-3システムをベースにどちらかをトップ下、もう一方をボランチに置くやり方になるだろうか。