県立青森北高等学校(青森)

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  県立青森北高等学校は、青森県青森市にある県立の男女共学校で、70年以上の歴史を誇ります。県内はもちろん、全国的にもラグビーの強豪校として知られる存在。他にも柔道部や空手道部などが全国の舞台で活躍を見せています。

 野球部も例外ではなく、2度の甲子園経験があります。先輩には福岡ソフトバンクホークスで活躍中の細川 亨選手がいます。昨秋は地区予選の敗者復活戦を勝ち上がり県大会への出場を決めると、そのままの勢いでベスト4入りを果たしました。3位決定戦では青森山田に敗れましたが、強豪私学とも引けを取らずに戦えるという手応えを感じられたようです。春、そして夏に笑うために、青森北はどのような冬を過ごしているのでしょうか?

チーム基本情報を紹介!

■青森北高校の岩渕 玄君(学年:2年/役職:主将)にお話を伺いました!

Q. 部員は何人いますか?

 1年生が20人、2年生が21人です。

Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。

 野球部専用グランド、冬場でもピッチングやティーバッティングができるビニールハウス、それとウエイトルームがあります。

さすが雪国の強豪校!思う存分鍛えられそうです。

[page_break:今年のチームについて]今年のチームについて

岩渕 玄君(県立青森北高等学校)

Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。

「足を使った攻撃」「どこからでも点数が取れる打線」「全員野球」ですね。チームワークが良いんです。

Q. チームワーク!一番大事なところですね。このオフシーズンのチームとしての目標を教えてください。

 強豪私立に勝てるチーム作りをします!

Q. オフシーズンの名物練習はありますか?

 地域の雪かきボランティアです。

Q. 雪かきって体力使うんですよね。地域の方も助かるし、良いことですね。そういった練習を乗り越えて、春夏はどんな目標を抱いていますか?

 青森制覇です!

秋の大会を振り返って

Q. 秋の大会はチームにとって、どんな大会でしたか?

 初めての県大会で5試合戦い、とてもいい経験をしました。ベスト4になれた自信と同時に私立に負けた悔しさを味わいました。

Q. ベスト4入りは見事でした。強豪私立の壁というのはやはり高いですか?

 でも、自分たちの力を発揮することができれば、強豪私立でも互角に戦えるということがわかり自信にもなりました。

Q. 大会をふまえて、新たに練習メニューに追加した事や、やってみたい練習メニューはありますか?

 冬の練習時間、内容を増やしてもらいました。早いボールに対応するための早ティーを取り入れています。

Q. ではチームの中で、秋に活躍した仲間を紹介してください。

 佐藤 来、石戸谷 航、藤本 衛です。勝負強いバッティングを見せてくれました。

Q. 続いて、チームの中で春以降キーマンとなってくれるであろう選手を教えてください。

 佐藤 来、今 隆英、越田 拓敏、石戸谷 航、そして岩渕 玄。ピッチャー3人を含め守備の中心選手なので、堅い守備でリズムを作り、勝利に貢献したいです。

Q. さて、2年生にとっては最後となるオフシーズン。1年生にとっては、初めてのオフシーズンだと思いますが、春に向けてどんな冬にしたいですか?

 チーム全員で学校生活を大事にしていきたいと思います。また、冬の目標である体を大きくすること、スイングスピードを上げることをもう一度確認し、冬の練習を高い意識で取り組み、自分たちのできる最高の準備をして春を迎えたいです!

 岩渕主将、ありがとうございました!

[page_break:指導者が語る!このチームの強み]

 ここからは、青森北の岩渕 玄主将に加え、小山内 雄兵副主将にも加わって頂きます!

小山内 雄兵君(県立青森北高等学校)

Q. 高校野球が好きな理由は何ですか?

岩渕 玄(以下「岩渕」):野球が好きだからです!小山内 雄兵(以下「小山内」):熱くて感動するところですね。

Q. ではこの冬はどんな風に過ごしていきたいですか?

岩渕:体を大きくすることと技術の向上です。春、夏と活躍できる準備をしていきます。小山内:とにかく大きくて強い体作りをしていきたいです!

Q. 野球をする上でモットーにしている好きな言葉を教えてください。

岩渕:「初心を忘れない」小山内:「あきらめない」

Q. 最後に『自分はここまで成長するぞ!』と、いう熱い宣言と夏までの目標をお願いします。

岩渕:勝負強いバッティング、堅実な守備力を身につけ、チームを勝利に導ける選手、キャプテンになります!小山内:秋は怪我やイップスになり悔しい思いをしたので、春になったらすぐにレギュラーに定着し4番を任されるようになりたい。そして自分がヒーローになり甲子園に出場したいです。

 岩渕君、小山内君、ありがとうございました!身体も心も大きく鍛え上げてください!

指導者が語る!このチームの強み

■半田 拓也監督に質問!

Q. 今年のチームは、どんなテーマを持って作り上げてきたのでしょうか。

 例年よりも力が劣る学年だったので、自分たちは弱い。だからこそ誰でもできることを一生懸命取り組もう。基本を大切にしていこうというところからスタートし、それが今のチームのテーマになりました。秋の大会はピッチャーを中心に守りが安定したことが勝因になったと思います。攻撃面では打てなくても機動力を使い、チャンスをものにする戦いが定着したので、冬の間に体作りを中心に、走力、守備力を徹底して鍛え直していきたいですね。

Q. 「弱い」と勇気を持って向き合えたから、見事な4強入りとなったのかもしれませんね。最後に、厳しいトレーニングに取り組んでいる選手達へ、一言お願いします!

 きつい練習を乗り越えるたびに肉体的にも精神的にも強くなる。この冬のトレーニングで個々の力を余すことなくつけてほしい。それが春のチーム力の強さにつながるから、最後の夏の大会を後悔しないものにするために、今を大切にしてください。

 半田先生、ありがとうございました!