XFN-ASIAによると、半導体受託生産で世界最大手のTSMC（台湾積体電路製造）と台湾半導体メーカー大手のPSC（パワーチップ・セミコンダクター）、バンガード・インターナショナル・セミコンダクターの3社は、台湾北部の新竹にある科学工業園区にそれぞれ、ウエハー（半導体素子基板）製造工場を建設する。台湾の経済日報が伝えた。3社の総投資額は3000億台湾ドル（約1兆0100億円）超。

　　TSMCは1000億−2000億台湾ドル（（約3400億―6800億円）を投じ、同地区に12インチウエハーの生産ラインと35ナノメーター技術の開発センターを建設するとしている。また、PSCは、40億米ドル（約4200億円）以上を投資し、12インチウエハーの第3工場と第4工場を建設、両工場合わせて月間8万枚の生産を目指す。バンガードも新工場建設のため、同園の土地を購入する申請を行っている。　【了】