今日のお昼ご飯は何を食べようか?と悩むのはサラリーマンの日常の楽しみの1つだ。その中で、がっつり食べたいというときに、「とんかつ」が候補に上がることも多いのではないだろうか。『とことん!―とんかつ道』(今柊二/著、中央公論新社/刊)では、定食評論家の今柊二氏が食べ歩いて得た古今東西のトンカツ事情を紹介する。そもそも「カツ」の発祥とは、どのようなものだったのか。明治以降、近代国家として発展し