みなさんは『源氏物語』と聞いて、どんなイメージが浮かびますか? 煌びやかな平安時代を描いた美しい作品、モテモテな光源氏が織りなす恋愛作品、日本が誇る古典文学といったところでしょうか。今年度のNHK大河ドラマ『光る君へ』は紫式部を主人公にしたものということもあり、書店でも『源氏物語』や紫式部に関連した書籍が多く並んでいますよね。   今回ご紹介する『傷だらけの光源氏』(大塚ひかり・著/辰巳出版・刊)は