工事現場を支えている下請け会社の立場が高まるか(撮影:今井康一)変革の意識が乏しく、昔ながらの慣習が数多く残る「レガシー産業」の建設業界に、時間外労働の上限規制の適用という「2024年問題」が襲いかかる。『週刊東洋経済』3月30日号の特集は「ゼネコン下剋上」。変革ののろしが上がる。「今は力関係でいえばゼネコンよりサブコンのほうが上だ」。複数のゼネコン関係者はこう嘆く。建設業界は元請けであるゼネコンを頂点