西武鉄道が「サステナ車両」として導入する小田急8000形(左)と東急9000系(記者撮影)西武の「戦力補強」はベテランの移籍で――。野球のことではなく、鉄道の話だ。西武鉄道は9月26日、東急電鉄と小田急電鉄から計約100両の中古車両を譲り受け、2024年度から2029年度にかけて導入すると発表した。大手私鉄が中古車両を地方のローカル私鉄などに譲渡する例は珍しくない。だが、大手から大手へ、しかも100両もの譲渡は極めて異例