今秋の日本インカレで注目されていた女子1万mの不破聖衣来(拓殖大2年)。32分55秒31のタイムで2位に14秒34差をつけて優勝した不破は、ゴール後にあふれ出した涙を拭った。今年4月17日の日本学生個人選手権5000m以来のレース。その時は「予定どおりだった」と最初からのスローペースで走り、自己記録より2分以上遅い17分30秒45のゴールだった。だが今回はラスト2800mから抜け出し、後続に大差を付ける圧勝劇を見せた。