つい口にしてしまった不用意な発言がきっかけとなり、思いもよらない結果を招いてしまうことがある。「口は災いの元」とも言われるが、プロ野球でも過去に、ひとつの発言がその後の展開を大きく変えたと思われるケースがある。1989年の日本シリーズ第7戦、近鉄の先発・加藤哲郎から本塁打を放った巨人の駒田徳広1989年の巨人との日本シリーズで、近鉄の加藤哲郎が言い放った言葉はその最たる事例だ。戦前は「巨人有利」との見