新型コロナウイルスの感染予防対策として、傍聴席を減らす異例の措置をとる裁判所が増えている。傍聴制限をかけなくても、それぞれの裁判官が法廷内で「席の間隔を空けて座るように」と傍聴人に呼びかけるケースもある。最高裁では、傍聴人に対し間隔を1メートル程度空けて座わるよう指示。全国の裁判所に対しても、政府の専門家会議や世界保健機構(WHO)から示されている知見を参考に予防対策について情報提供をしているという。