「フェイクニュースはつぶす。社会のために、ひとつずつ、つぶさないといけない」。こう話すのは、日本労働弁護団の幹事長、棗(なつめ)一郎弁護士。労働法制に詳しいエキスパートとして、政府が進めようとする労働政策の問題点などをこれまで指摘してきた。世論に訴えかける主戦場は、国会での法案審議や採決のタイミングをにらんでの大規模な集会やデモ、街頭演説などだった。だが、これだけではネット空間に広がるデマやフェイ