「架空の読者をつくって、(部数を調べる)ABC協会の調査を乗り切ったことがあります」。登壇した男性は、後ろめたそうに語った。新聞の「押し紙(残紙)」について考える集会が11月1日、衆議院第二議員会館であった。冒頭の男性は、佐賀新聞の販売店の元店主・寺崎昭博さん。押し紙をめぐり、佐賀新聞を相手に裁判で争っている。押し紙により7年間で5600万円ほどの負担があったと主張する。新聞広告の価格は発行部数を参考に決め