世界では30億にのぼる人びとが預貯金、融資、保険といった基本的な金融サービスを享受する生活レベルになく、慢性的な貧困・飢餓から抜け出せない状況にあります。そうした中、世界銀行が「約9億200万人の世界の貧困層が、2015年中に7億200万人に減少する」という明るい予測を打ち立てたことを、前回の記事でご紹介しました。これは長年にわたって支援に取り組んできた国連UNHCR協会、ユニセフ(国連児童基金)、赤十字社に代表され