ドイツ南西部、ライン川を隔てフランスと国境を接する地域に、東西に20〜60キロメートルの広さをもつ針葉樹林を中心とした森があります。それが南ドイツの「黒い森」。うっそうと茂った木々が太陽の光をさえぎり昼間でも暗いことから、紀元前後にこの地に達したローマ軍がこの地を「黒い森(シュヴァルツヴァルド)」と名付けたといわれています。実際には森というよりは山のイメージに近いですが、日本の山のように標高は高くない